今日は運営管理のR3第8問について解説します。
R3 運営管理 第8問
需要量の時系列データを用いる需要予測法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〔解答群〕
ア 移動平均法の予測精度は、個々の予測値の計算に用いるデータ数に依存しない。
イ 移動平均法では、期が進むにつれて個々の予測値の計算に用いるデータ数が増加する。
ウ 指数平滑法では、過去の需要量にさかのぼるにつれて重みが指数的に減少する。
エ 指数平滑法では、過去の予測誤差とは独立に将来の需要量が予測される。
解説
需要予測法に関する問題です。
それでは早速各選択肢を見ていきましょう。
選択肢アについて、移動平均法では予測値の計算に用いるデータ数が増えるほど、予測精度が向上します。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イについて、移動平均法では任意の期間を指定するため、データ数は一定です。(対象期間がスライドする)
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウについて、指数平滑法は過去になるに伴い指数関数的に重みが減少する、需要の予測方法です。
よって、この選択肢は○です。
選択肢エについて、指数平滑法では過去の予測誤差を踏まえた指数αを用いて、需要量を予測します。
よって、この選択肢は×です。
以上から、正解は選択肢ウとなります。
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